あの名門ブランドが？！

イタリアが誇る世界的ブランドが1つ、なくなりそうです

1857年に創業し今年160周年を迎えたことになる。。。

ボルサリーノ　／　Borsalino

12月18日に破産申請を出したそうです

驚くなかれ21世紀の今日でも、20世紀初頭の機械と木製型を使った職人の
手作りで製造しているそうです

2015年あたりから倒産の危機に瀕していたようで、イタリアの都市アレッサ
ンドリアの裁判所が同社の救済案を棄却したことで破産と言う流れになった
そうです

なお、労働関係者は、「当面は事業を継続させるだろう」と明かしています
が従業員は今後を不安視しているそうです

それはその通りですが、これほどの名ブランドですからどこかが手を上げて
ブランドだけでも残していくのではと思いますね

なにせ、ボルサリーノと言えば日本では麻生副総理や三浦知良が愛用、広く
海外ではマイケル・ジャクソン、ジョニー・デップが愛用していることでも
有名で、面白いところでは人気マンガの「ルパン三世」で主人公ルパンの相棒
次元大介の黒い帽子もボルサリーノと言う設定だそうです

しかし何といってもボルサリーノと言えば1970年日本公開のフランス・
イタリ合作映画「ボルサリーノ」に尽きます

アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドと言うフランスきっての２大
スターが共演したマルセイユ・ギャングの映画で大ヒットしました

何より1930年代のファッションが忠実に再現され、劇中で2人が被っていた
帽子がそのまま映画のタイトルになる位ですからよほど人気と憧れの的だった
んでしょうね

そんなボルサリーノが創業された1857年と言うと日本では江戸時代で元号は安政4年

実はこの年に撮影された写真が現存する我が国最古の写真なんだそうです

薩摩藩（鹿児島県）の殿様である島津斉彬のポートレート

これがボルサリーノ創業と同じ年の日本で起きたことです

1848年に日本に写真が伝わり約10年後のことです

当時は写真撮影ではなく、「写真術」なる妖美な名称で呼ばれていましたが
この頃から日本製のカメラ（写真機）が作られる様になったりして徐々に
浸透していったようです

それから、160年。。。。今では真っ暗闇でもピーカンの様な写真（動画）が

撮れたり、超望遠～超広角まで自由自在

ＣＧによりあり得ない映像も実現出来る様になりました

比較すること自体が「愚」と言えそうな、驚愕の進化・発展を遂げた写真の世界
ですが、その一方で20世紀初頭の機械と木型を使い続けてきたボルサリーノ。。

超が付くほどの両極端でありながら、曲がりなりにも今まで共存してこれたと言う
ことは、人間はいつの時代も最新のものと不変的なものの両方を必要としているの
でしょうね

ボルサリーノを被ってソニーα７ＲⅢを使っているユーザー。。。いるでしょうね

映画「ボルサリーノ」予告編だそうです

前作から5年後に公開された続編「ボルサリーノ２」こっちはシブいです