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業務用・・・・・・・・・・・ [ヴィンテージカメラ&ビデオ]

映像関連の製品には、昔からよく用いられる用語です・・・・・・・

我々が家庭、プライベートで使用するテレビ、ビデオカメラ等のいわゆる
AV(Audio & Visual)機器は、元々は仕事で使用する機材が先にあり
それがサイズやスペックをダウン(と言うより簡略化)して市場に出てくる
ものがほとんどでした。

「~~でした。」と過去形になっているのは、今では業務用と一般用(民生用)
との違いはほとんどなくなっているのが現状です。

差がないということは実に良いことであると共に、問題がないわけでも
ありません。

ヘンな言い方かも知れませんが、業務用=プロ用又はプロ機材と言われ
特に、スチールカメラの世界ではボディやレンズは変わらないものの付属の
アクセサリー等が微妙に違っていたりしました。そのデザインがカッコ良かったり
シブかったりして当時のカメラ小僧の憧れの的でした。


Canon_F-1.png

キヤノン初の本格的プロ用一眼レフシステムカメラ F-1
リアルタイムではニコンF-2と言う怪物の前に苦戦の連続ながら充実した
交換レンズ群や、スタイリッシュなデザインでニコンからのリプレースも多かった
そうです。この画像でF-1に付いているのが、当時我々の世代が憧れたキヤノンの
プロ用ストラップ、別名「報道ストラップ」



90年代のデジタルビデオカメラが発売されたことから特に映像の世界では
業務用(プロ用)と一般用(民生用)の境目が段々なくなってきた様に感じます。

SONY_PC-7.png

80年代後半に大ヒットした「パスポートサイズ」の8ミリビデオカメラ「TR‐55」の
90年代バージョン?と言える、PC-7。これも売れました。テレビや新聞の記者さんが
携帯するケースが多く、VJ「ビデオジャーナリスト」などと言う言葉も出てきました。


SONY_VX-1000.png

プロ用/民生用の垣根を取り払った最初?と言えそう、な名機SONY VX-1000
これを片手に子供の運動会に来るお父さんいました!
結婚式でプロっぽい感じで(腕は分かりませんが)右往左往していた友人も?!

誰もがキレイな映像を撮ることが出来る反面、プロならではの!と言う場面が
徐々に減り始めて来ました。

Betacam.jpg

世界を席巻した、ソニーの業務用ビデオカメラ「ベーターカム」
いわゆる、「ベーカム」


今では、プロ/アマに関係なく同じ機材を使って趣味/仕事に精を出している
様です。

機材が軽く・小さく・安く・易くなることは素晴らしいこと引き換えに「さすがはプロ!
あんなスゴい機材を縦横無尽に使いこなしている!」シーンが激減してきたことに
一抹の寂しさを禁じ得ないのはワタシだけ?!

「安近短」も良いけど、「重厚さが身上」なぁ~んて古いか[あせあせ(飛び散る汗)]

Speed Graphic.jpg

その昔、報道カメラってこんなに大きかった
通称「スピグラ」こと、スピードグラフィック
速写性とか無縁の世界に思えちゃいます[あせあせ(飛び散る汗)]

Linhoff.jpg

4インチ×5インチと言う巨大サイズのフィルムを使用した
大判カメラ。
その最高峰だった、リンホフ・テヒニカ[exclamation]
いわゆる「商業写真」専用機。

Hassell 500C.jpg

多くのカメラマン憧れの名機ハッセルブラッド
これは、500Cと言う機種でレンズはSONYさん同様に
カール・ツァイス。
SONYさん同様なんて言ったら叱られそう[あせあせ(飛び散る汗)]
フィルムサイズ6センチ×6センチ(通称ロクロク)なんて
言われてました。中判カメラと言うカテゴリーです。

Scoopic.jpg

ムービーの世界なら、この16ミリサイズのカメラが有名。
この中で唯一の日本製。
キヤノン、スクーピック[exclamation]

重厚長大はもはや死語なのかも知れませんが。。。。。。

でも、こっちの方がプロっぽい[exclamation&question]



 


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