好きな人には堪らない？！フラッグシップカメラ展(^^;

20年ぶりでしょうか。。。。。

4月5日から7月3日までという長丁場の開催がありがたい

我が国におけるカメラの歴史を系統的に常設展示されている。。。

日本カメラ博物館

におじゃましてきました

元衆議院議員で運輸大臣も務められた、森山欽司氏が1954年（昭和29年）に
創立された（財）日本写真機検査協会（現・日本カメラ財団）の一業務だった
「日本の歴史的カメラの認定／保存」の部分を主業務だった、日本製カメラの
輸出時における検査がカメラが検査対象から外れた1989年（平成元年）に
カメラ関連の文化事業を主業務／目的に設立されたそうです

千代田区一番町、イギリス大使館裏と言う実に閑静なところにあります

館長は森山氏の奥様でやはり法務大臣を務められた森山真弓氏

昨日は平日でもあり私がおじゃました時は、ほとんど貸し切り状態でもあり
ゆっくりじっくり拝観することが出来ました

常設の方は戦前からの様々なカメラの歴史が番号のふられたウィンドウ順に
整然と展示されています

また、ライカ・ニコン・キヤノンと言う世界に名立たるリーダー的存在の
3大カメラメーカーの製品は独立したウィンドウに展示され圧倒的な存在感
と貫禄漂う光景です

写真が「写真術」と呼ばれていた大昔の乾板使用のカメラや移動式暗室等の
他では到底見られない歴史的資料が満載

そして奥には本題の

「フラッグシップカメラ展」

がこれまた整然と展示

各社共、威信をかけて開発／発表した歴史・記録・記憶に残るカメラの
オンパレードでした

しかしここでもやはり圧巻なのは、ニコンとキヤノン

繁々見ると、戦前はキヤノン。。。戦後～1980年代前半はニコン。。。
それ以降は互角もしくはキヤノンが抜きつ抜かれつ。。。。そんな様に
見えます

ビジネス面から言えばキヤノンの圧勝状態な昨今ですが、ここでの立ち位置
はそうとも限りませんね

メーカーの威信／自信と共に、使う側から見た「思い」が展示に表れている
と感じました

そして2016年現在での、各社を代表するフラッグシップカメラ群。。。。。
反時計回りで進む展示なので右が昔で左が今という風になります

見終わった後、数歩後ろに下がって展示全体を見渡しながら左右を再度見ると
昔のフラッグシップが今のフラッグシップを見守っている様な気がします

左右の間には80有余年の時代差があるのですが、その時々に威信・自信そして
期待を込めて作られ、使われたことに変わりはありません

同時に、デジタルによる撮影機能の劇的な進化・変貌をあらためて感じると共に
手探りの中で作り上げた「達成感」や「使命感」は昔の方があった様な気がしない
でもなかった。。。。。。ノスタルジーかもしれませんが

館内は撮影がNGゆえ、素晴らしい名機の数々をお目にかけることが出来ず残念
ですが、とにもかくにもお好きな方にはたまらない永久不滅の名機が勢揃い

ソニービルの行き帰りに行くのも案外面白いかも。。。

日本カメラ博物館 特別展
「カメラメーカーの威信と挑戦　ザ・フラッグシップ・カメラ展」

＜展示内容＞
各社が製造したフラッグシップ機、各機種のカメラカタログ
フラッグシップ・カメラで撮影された写真などを時代ごとに展示。　

開催期間：2016年4月5日（火）〜7月3日（日）
開館時間：10:00〜17:00
休館日：毎週月曜日（月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日）
※5/2（月）は開館
住所：〒102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCII 一番町ビル
入館料：一般 300 円、中学生以下 無料／団体割引（10名以上）一般 200 円

アクセスマップはコチラ ⇒　http://www.jcii-cameramuseum.jp/map/jcii-map.pdf