SSブログ

640F ってナニ?!^^; [テックプレミアム ニコンF ニッコール]

つい先日も記しました ニコンF ですが。。。。



先日も、" 赤点 " と題して記しました様に15年間・83万台と言う
長期に亘って数多く製造/販売されたニコンF

DSC00288-2.JPG

当然15年間の間に進んだ時代・技術に呼応していくのは大変な
ことです

しかも15年間、フルモデルチェンジを一切せずに生き抜いたわけ
ですから当然その間の知られざる変更部分(ある種のマイナー・
チェンジ)はあってしかるべきですね

そんなニコンF、累計約83万台の全てに共通(平等)するものの1つ
が、ボディ番号。。。。いわゆる、シリアル・ナンバーです

ニコンF は商品化時、" 6400000 " 。。。#640万台からシリアル・
ナンバーがスタートされています

こちらのサイトに詳細なデータが掲載されていますが、#640万台は
発売初年である昭和34年(1959年)4月から翌昭和35年(1960年)
の1月までの10ヶ月間に亘って生産~出荷された物の様です

DSC00289-2.jpg

発表が1959年3月。。。4月から生産が始まり。。。6月に発売。。。。概ね
こんなスケジュールの様です

本機に限らずシリアルナンバーの超・若い個体はメーカーで保存されたり
カットモデル等になったりと市場に出て来ることはほとんどないと言って良い
くらいで、もし#6400~や、#64000~等と言った百台、十台クラスの個体
ならばかなりのプレミアムが付いているのが現状です

640f004.jpg

更にこれがブラックボディとなると、さぁたいへん

ゼロが1個違うくらいのプライスが付くなんてこともあるそうです

個体ごとのコンディションや付属品等の充実度もあるでしょうがいずれにせよ
若いシリアル・ナンバー=レアであることに違いはありません

また、あくまで一般論ながらここまで寿命の長い機械/製品になるとコスト面
での調整や工夫は当然であり、経年と共に性格上買い替えや買い増しが多く
なるのも当然。。。15年間の間に揉まれ叩かれ、熟成し切ったのが最終型に
なるのかも知れません

同時に他のカテゴリーでもよく聞く「最初のが一番良かった」論
矛盾しますが、ことニコンFに限ってはフォトミック・ファインダー(露出計)の進化
の伴う措置もあったりで最終型の方が熟成感は強いかも

そんな多くのエピソードを持つニコンFの初期型。。。通称 " 640F "

ブラックボディでなくともかなり珍しいそうです

実用面でこだわる必要はないのかも知れませんが、日本の高度経済成長や欧米に
臆することなく技術革新に驀進していた証左の様なカメラ(光学機械)だった
ニコンF

こんな世界が。。。。というか1つの価値観と解釈頂ければ幸いです

DSC00313-2.JPG

裏ぶたの内側に の様な数字が刻まれているのが " 640 万台 "
無いのがそれ以降とのこと。。。。撮影に全く関係のないことですが
こういう部分がコレクター魂の火を点けるのでしょうね!

DSC00288-2.JPG

の個体はコチラにて販売を開始しております
 


nice!(47)  コメント(0) 

nice! 47

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。