ソニーさんは昔もハイレゾ? [ソニー ハイレゾ]
言えちゃいそうな?世界がコチラ↓
本格参入し、続々ハイレゾ新製品を輩出してくるソニーさんですが
かつて、こんな超弩級な再生装置を発売していたことがあるのです!
型番を、PS-X9 と呼びます。
1977年、昭和52年、今から37年も前のことです。
ピンクレディ大旋風の頃です(笑)
王貞治選手、756号本塁打達成の頃です!
この頃はまだCDも登場しない頃、どこのメーカーもアナログ再生装置は
ラインアップを揃えており、80年代前半にかけて全盛を迎えようとしていま
した。
あまた存在した当時のメーカーの機種の内、ソニーさんのこの機種が
他のメーカーと異なっていた(ユニークな)部分があります。
一般的に、アナログ再生をする場合、レコードプレーヤーとアンプの間には
「フォノイコライザー」なるものを接続します。カートリッジ(レコード針)の種類
によって、トランスも接続したりしますがイコライザー機能を有しているアンプ
でなければ必ず必要になります。
ところがこの機種にはプレーヤー自体にフォノイコライザーが内蔵されているのです!
更に、MCヘッドアンプも!
従って、プレーヤーとアンプをつなぐには普通のライン入力でOK!
実に便利!
当時ソニーさんでは「インテグレーテッド思想」なるものを
標榜しておりこれもその一環からきているそうです。
インテグレーテッド=integrated=合成する/統合するという意味。
必要不可欠な機能を出来る限り統合するという思想だと推察します。
ターンテーブルも直径38センチと言う大型でLPレコードより大きい!
あまり見たことありませんよね?
もちろんお家芸だったダイレクトドライヴ!
心臓部であるダイレクトドライヴモーター部。
右にあるのが第二の心臓?である、アームです。
この先にカートリッジ(針)が付加され音を出すに至ります。
カートリッジもメーカー/種により音色は千差万別!
全ては聴く人の好みにより、選択肢も広がります。
音質はと言うとソニーさんお得意だったスッキリ、カッチリ!な
音だったそうです。
もしかしたら、内蔵アンプではなく外付けのフォノイコライザーを使用すると
より興味ある音質に変化するかも知れません。もちろんカートリッジもです。
この辺がアナログの面白いところであり今のハイレゾではなし得ない部分
かもしれません。
ドイツにEMTと言う業務用オーディオメーカーがありますがここの製品で
927st、930と言うプレーヤーがありました。本機はそれらにならって作られた
製品の様に思えます。
「アナログらしさ」と言う表現に代表されるある種の曖昧さ的感じはなさそうに
思えますが、溝に刻まれている音をしっかり再生するという意味では優秀な
機械と言えそうです。
このプレーヤーで音楽を聴く行為自体、ハイレゾ(当時としての)音源再生
そのものな気がします。
パイオニア、デンオン、ヤマハにも超弩級なプレーヤーはありましたし海外にも
同様にあった、百花繚乱な時代です。メーカーごとにそれぞれ個性を持った
タイプは数多くありました。
画像を見てお分かりのように、いかにも「業務用」と言った感じの姿です。
細部までキッチリ作られており、頑丈/頑健で使うに安心な体躯。
ただし、木材などを使用しているわけではなく業務用的外観が逆に無機質感
を与えてしまうこともあってか、当時あまり騒がれなかったそうです。
知る人ぞ知る?!的カッコいい存在だったみたいですね。
ただし・・・・・・・・・・・
重量35キロ!
価格35万円!
37年前にしてこの数字です。
これをハイレゾと呼ばずしてなんと呼びましょう?
ハイレゾにして、ハイソサエティ、そしてハイプライス?(笑)
参考ながら・・・・・・
こちらがお手本?と言えそうなドイツ EMT-927 と言うレコード
プレーヤー。業務用に作られたとかで頑丈で高性能。今でも
愛用されている方が多いそうです。
しかし、ライカにしろ、メルセデスにしろドイツと言う国は本当に
質実剛健な機械を作りますねぇ。
カッコいいです。
SONY PS-X9と同時期にパイオニアから発売された
エクスクルーシヴ・シリーズ中のアナログプレーヤー P-3
ちなみに・・・・・・・・・
重量45キロ!
価格53万円!
1979年(昭和54年)の発売。
デカッ!
オモッ!
タカッ!
今でもファン/オーナーの多い機種だそうです。
なお、こちらも、お忘れなき様にお願いいたします
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
そういえば、昔から良い音のことを ハイファイ って
呼んでましたね。
ハイファイ=High Fidelity
日本語に訳すと、高忠実度・高再現性と言うそうです。
ハイレゾは、ハイファイを目指していることになるのか
その逆なのか
ハイレゾ≒デジタル・ハイファイ
ややこしいですね
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