ハイレゾ体験会体験記! [SONY ハイレゾ テックスタッフ]
既報のハイレゾ体験会。。。。。
15時からの回にお伺いしました
14時半過ぎにお店に伺ったのですが前回13時の回の
お客様がまだいらっしゃって、ハイレゾ談義に花を咲かせ
ておられます
「おっ、スゴいスゴい」。。。。好評だと言う証拠ですね
その後15時からの回のお客様をお迎えして定刻少し過ぎ
からのスタート
講師を担当された、川崎先生の穏やかな口調の中にほど
良いユーモアと説得力、何より素人でも非常に分かり易い
比喩を交えての説明はこれからハイレゾを楽しもうとする
方には最高のシチュエーションでした
コチラのお店 は、アフェリエイトをメインにした
SONYショップですが元々は「カメラ店」が出自でもあって
SONYのカメラはコニカミノルタから譲渡を受けた時点から
熱心に販売を研究してきたこともあり、特にα系一眼レフの
実績はかなりのものとのこと
そのお客様の中でもハイレゾにご興味のある方が増えてき
たことを思うと、「写真」と「音楽」は今も昔もステキな趣味と
して両立するんだなぁと感慨深いものがありました
どちらも「感性」と言う点からは同じ領域ですものね
と言う事は、お客様以上にお店の方も両方を「好き」になら
ないとダメと言う事ですね
そんな思いを巡らせながらの参加
最初は川崎講師より、ハイレゾに関する基礎知識の講義
この中で、目からウロコ的な一言がありました
ハイレゾとは。。。。鮮度を保つ装置である
普通の冷蔵庫に保存したレタスと業務用と思しき高機能
な冷蔵庫で保存したレタスとの違いを写真を交えて解説
されました。。。。。言い得て妙
ハイレゾとはハイ スペックな冷蔵庫(レイ ゾウコ)。。。。。
ここで笑いが
てな感じで和やかな中にも説得力のあるプロローグから
実際にハイレゾ音源を聴かせて頂くことに
最初は、1990年に発売されたカナダ出身の女性ジャズシンガー
ホリー・コール / Holly Cole
の " ガール・トーク "
事実上のファーストアルバムとしてリリースされヒットした女性
ジャズヴォーカルの名盤とも言える作品です
表題曲の、ガール・トークをCDとハイレゾ音源の両方で聴き
比べ。。。。。。まずはCDから。。。。。。。。
印象的なイントロのコントラバスに始まり、ピアノソロの後に
ホリー嬢が歌いだす。。。。。。。
CD音源も別段問題なく、キレイに聴こえます。。。。。。。。。
これで問題ないかと。。。。。
次にハイレゾ音源。。。。。。違います。。。全然違います
特にイントロが全く違います。。。。。
弦を弾く(ひく)のではなく、弾く(はじく)感じが伝わってきます
余韻が残り、奏者がそこにいるかの錯覚を受けます
その反面、ピアノとヴォーカルの差が一見感じられないような
気もしますがそうではなく、定位と言うか音場と言うか。。。
CDだとキレイながらも平坦な感じ(アーチストが横一列)に
思えてしまいそうなのですが、ハイレゾだと以前から記した
様に、ヴォーカルを囲むような配置でしかも奥行きのある音
に感じます
決して音が詰まった様ではなくレコーディングした場所の状況
を感じさせるかのごとき聴こえ方がするのです
これには参りました。。。。。私的にはこのアルバムにはペトラ・
クラークの「恋のダウンタウン」のオシャレなカバーが収録されて
いましたのでそちらも聴かせて頂きたかったですが
他にも数曲聴かせて頂いたのですが、特に印象に残ったのが
ホリー嬢の大大先輩である女性ジャズヴォーカリストの。。。。。
カーメン・マクレエ女史 / Carmen McCrae
この人が、新宿にあった伝説のジャズ喫茶 " DUG " で行われた
ライヴ。。。。。CD化こそ快挙。。。。。この中の表題曲
" As Time Goes By " / 時の過ぎゆくままに
沢田研二さんではありません。。。。て、こういうこと書くとまた叱られ
そうですが、アメリカ映画を代表するアカデミーゲットの大傑作
" カサブランカ " の主題歌(挿入歌)で余りに有名な曲
映画「カサブランカ」の中で黒人のドゥーリー・ウィルソンがかのイングリッド・
バーグマンの前で歌った際は、至極オーソドックスな感じでジャズ云々など
と言うジャンルでは括れなかったのに対して、ハイレゾで聴くカーメン女史の
カバーはこれまたライヴ会場における臨場感がまるで違います。。。。。
おそらく、DUGをご存じの方ならどういう感じで歌い録音されたのかが
分かってしまうのではと思わせる。。。。。。。。
その場の雰囲気 がスゴいのです
今回の体験会は、プレーヤーがSONY MAP-S1
スピーカーがSS-HW1 と言うデスクトップ的コンビ
コレと。。。。。。。。。。。。。
コレです
我が国の住宅事情に極めてマッチしたサイズにしてサイズ以上の
音を鳴らせるスグレモノです
こんな感じです。。。。スゴい雰囲気ですが
こんな感じ。。。その2
↑ のカーメン・マクレエはDUGでライヴをする前にお腹が空いたとかで
ラーメンを注文。。。。これがお気に召したのかなんとおかわりをリクエスト
ラーメンを計2杯平らげてのライヴ(レコーディング)。。。。。。。
ラーメンの威力が効いたのか。。。本作は屈指の名盤に
そのせいか、この後彼女のことを。。。。
ラーメン・マクレエ
とシャレたのは余りに有名なお話
とまぁ、話を戻しまして他にもビッグバンドジャズやあの名曲
デイヴ・グルーベック・カルテット「タイク・ファイヴ」も聴き比べ
させて頂きました。。。。。正直この曲はCDでも十分過ぎる程
で余りハイレゾの良さを引き出すには、(ワタシの耳では)至り
ませんでした。。。。てことは56年も前にして優秀極まりない
録音と言えましょうか
そんなこんなで1時間強にわたりハイレゾの素晴らしさを理解
させて頂きました
SONYファン、αファン、Vaioファンなお客様が多かったのか
質問コーナーもシャープな内容が多く先生もお答え甲斐が
あったのではと感じました
その様なお客様の質問から川崎先生が言われた言葉の中に
スピーカーの選択が大いに影響を及ぼすであろう。。。。。
と言うのがありました
昔から、スピーカーのことを「出口」と言います
対する「入口」はアナログ又はCDプレーヤーでありハイレゾなら
マルチプレーヤーやウォークマンと言う事になるでしょう
但し、アナログにはもう1つ。。。。。。
入口に取り付ける「鍵」と言えそうな。。。。。
カートリッジ
と言う怪物が存在しますが(怪物と言うより妖怪かも)
私的音楽史において最も「音」の影響を受けたカートリッジ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
全てアメリカ産のシュアー(SHURE)と言うメーカー
SHURE V15Type Ⅱ
60年代半ばに発売されたMMタイプのステレオカートリッジ
これでビートルズ「サージェント・ペパーズ」を聴いて驚かされ。。。。
マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイング・オン」を聴いて引っくり返りました
ぶっとい音圧でまだ録音技術が発展途上だったこの頃のステレオ音盤
を次から次へと「爆音」に変えてくれた、頼もしいカートリッジでした
SHURE V15 TypeⅢ
伝説のジャズ喫茶「ベイシー」でも使われている、1973年発売の
MM型ステレオカートリッジで、シュアーと言えばこのカートリッジ
と言われるほどに有名
70年代と言う時代からなのか、多くのハイファイ音楽再生に用い
られると共に、MMカートリッジの最高峰(当時)とも言われた正に
シュアー黄金時代の1本でした
SHURE V15 TypeⅣ
1978年発売のMMステレオカートリッジで78年と言う、フュージョンや
AORなどの柔らかめな音に対応したカートリッジで先達のタイプⅢと
比べると荒々しさや迫力の点では劣ります(これこそ嗜好の違い)が
80年代前半にかけての音にはドンピシャリな対応を示すことから
このカートリッジがシュアー中、音楽ジャンルが一番幅広いのではと
感じています
SHURE V15 TypeⅤ
V15シリーズ最後を飾ったのがこちらで1985年発売
とにかくとにかく、まるでマスター音源を聴いているかのごとき錯覚を
覚えるほどの完成度。。。とは言えリアルタイムの音源に対してです
タイプⅣ以上に軽くしなやか、流れる様な旋律は60年代や70年代
初頭の音源には正直不向きだと思います
但しそれ以降、おそらく現代に至るまでの音に対しては今なおリファレンス
の称号を付与しても良いのではと確信します
それほどのスゴいカートリッジでした
カメラがSONYはもとより、キヤノン、ニコン等幅広くメーカーが
ありそれぞれにファンがいてしのぎを削っている様にオーディオ
の世界も、ハードに関しては多くのメーカーにファンが付いて
います
因みに先のオーディオに例えればカメラでいうカートリッジは
「フィルム」かも
但し、視覚と聴覚の違いからか音の方が嗜好(好き嫌い)がはっ
きりと別れるようです
そこでアーチストがいるかの臨場感と奥行感。。。。。。。。。
それを求めるなら今回の様なスピーカーなのでしょう
それに比べ、アーチストや演奏者がどこでどのパートを奏でて
いるか。。。。それが全て判るか。。。。な要求に答えるのが
モニタースピーカーでり、両者は全くコンセプトが異なります
どちらが良いとか悪いとかではなくその人の嗜好に合うのか
合わないのかで選択が変わると言うもの
ちなみに個人的にはモニタースピーカー派ですが。。。。。。
それにしても。。。。。。
凄いけど、味気ないと思うのは年を取った証拠
こー言うのもありました。。。。現在進行でした。。。すみません
これも革命的でしたヨ
最近、ハイレゾ啓蒙に伴ってアナログレコードが注目を浴びてきた
そうです。
個人的にはいまだにアナログですが、諸事情から手持ちのLPを8割
近く手放してしまい、再度復活を目指してチクチクと揃え初めてはいる
ものの、ブームと言って価格高騰になるのはまことにもって遺憾以外の
何ものでもありませんね
まぁアナログブームは一過性に終わると思います
なぜなら。。。。。SONYさんを初めかつてアナログプレーヤーを多数
発売していたメーカーさんから全くと言って良い程新製品(と言えるかは
ともかく)、が出て来ない現実
そして。。。。。。。。
ハイレゾ並みの音質をアナログでガチで求めるならば。。。。。
最低でも、そこそこの高級時計かフルオーダーのスーツ。。。。。
よりガチで、気合いを入れるなら。。。。。
クルマが買えるほど。。。。。。。。
の投資をしなければ達成不可能だからです
逆に言えばそれだけの投資をせねばならないアナログの音質が
10万円に満か否かの金額でゲット出来るのがハイレゾなのです
ここが、両者の似て非なりなところであり。。。。。
これこそが全てだと思います
営業云々ではなく、これだけの音がこれほどの廉価で味わえることが
素晴らしいので、ぜひ一度ハイレゾの世界をご堪能ください
本体験会は今後も、ジャンルを変えて開催し続けていくとのこと
次回のご案内もさせて頂きます
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