SONY MAP-S1 の存在意義 [ソニー ハイレゾ]
発売後、半月近く経過した SONY MAP-S1 ですが・・・・・・
近年注目を浴びているハイレゾ音源、その高音質な音源を手軽に聴け
なおかつPCとも連動、ウォークマンもOK・・・・・
そして・・・・・
CDが聴ける!
実は、この「CDが聴ける」と言うことが本機 MAP-S1 の最も大事な部分だと思います
CDがオギャーと生まれて32年、かつてのレコードを数年で駆逐し、今バチが当たり幾多の
再生メディアにその座を完璧に奪われております
1948年誕生のLPレコードが推定240億枚生産されたなんて話を聞いたことがありますが
CDにしても、相当数が生産されたはず。それが簡単に打ち消される、しかも開発したメーカー
によってと言うのもなんとも因果な話です。
開発側はともかく、LP時代もそうでしたが新品・中古を問わず一所懸命購入したり頂いたり
して家庭に埋もれかねないあまたのCD=音楽遺産
MAP-S1 はこうしたCDユーザーへの配慮も兼ねている気配りの効いた機種です
一定期間ごとに新製品を出さねばならない宿命を持つメーカーですからMAP-S1の次は
HDD内蔵とかデジタル入力を増やすとか様々なプラスアルファを付加してくると思います。
ただし、「CDが聴ける」と言う機能をかならず付加していればユーザーは最新音源である
ハイレゾに対する興味+従来のCDを聴ける「安心感」が継続出来ると思うのは私だけでしょうか
更に言えば、本機の延長で「CDチェンジャー付」なんて90年代と21世紀の融合みたいな機種が
出たりして
手持ちのCDが、MAP-S1随一の機能である DSEE HX
によりハイレゾ相当の音源にアップスケーリング可能になる
という事実
これこそが、MAP-S1の最も訴求しなければならない機能
なのです。
以前本ブログにも記させて頂きましたが、音(音楽)に良い悪いはありません
好きか嫌いか(興味の有無)だけなんですよねぇ~
よく、「このスピーカー、音が悪い」なんてトンチンカンなことをのたまう、お〇カさんがいますが
なぁ~んにも分かってない
音が悪いのではなく、特性や聴くジャンルによって得意不得意があるだけです。
この得意不得意を聴く側からして、「好きか嫌いか」となるわけです
TPO(Time , Place , Ocasion)の分からない人・・・・・困りますね
SONYさんは元来AV(Audio & Visual)メーカーです。
Vaio はもうジ・エンド
4Kに力を入れるのは当たり前だし、ハイレゾに力を入れるのも当然。
ネットオーディオと叫ばれて久しいですが、パッケージとしての音楽遺産をどうするのか
これは、ハードメーカーさんだけに委ねて(頼って)はいけないことでしょう、おそらく。
MAP-S1 発表を目にしたとき
「我々はCDのユーザーを決してないがしろにしておりません」
と言うメーカーの意思表示を感じ・・・・
「お手持ちのCDを大事に聴いて下さい、そして今~これからのハイレゾも
体験しその素晴らしさを味わってください。」
と言うのが本機の存在意義であることをディーラーさんも意識してもらいたいものです。
そして
これら3機種をメーカーさんはやみくもに発売しているわけがありません
各機それぞれに用途や存在意義(似て非なり)があると思うのです。
2014年の今でも、「カセットテープ」で演歌や日本舞踊の曲を聴いている年配の方々って
いらっしゃいますし、レコードプレーヤー・カセット・ラジオ・CDが全部付いた一体型の機器
など今でも現役で発売されていますよね
今でも、カセットテープ(いわゆるミュージックテープ)って販売されていますし
確かに、取り替える手間やEJECTボタンをしょっちゅう押す手間が嫌な人って多いようです。
再生メディアの歴史はこの手間からの解放の歴史にも見えます。
ハイレゾを知らない方々に良さをわかって頂くためにも=潜在ユーザーを顕在ユーザーに
押し上げる意味でもこのラインアップ(Z1ESはともかく)をしっかり充実させるのが本筋です。
世の中、完璧なモノなど存在しません。MAP-S1も市場に育てられながら代替わりをしつつ
熟成されていくでしょうし、他の製品も同様です。
SONYさんが今再びかつて&本流であるAV機器の世界に回帰されたことを心の底から喜ぶワタシです
やぁ~っぱり、SONYさんはAV機器の世界でのSONYさんですね
不動産事業も、AV機器、エクスペリア、タブレットとのコラボでこそSONYさんでしょう
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