SOUL 史上屈指のデュエット名作がハイレゾに！

先日のドゥービー・ブラザーズのハイレゾ開始と同じ日。。。。。

来年で発売からジャスト半世紀を迎えんとするデュエット・アルバムの傑作
にして、SOUL MUSIC 史上屈指の名盤とも賞される

ユナイテッド　／　United

SOUL MUSIC を世界的POPSに昇華させた、モータウン・レコード全盛期
にリリースされ、当時ソロ歌手として不動の地位までもう一歩のところにいた。。。

マーヴィン・ゲイ　／　Mrvin Gaye

ジェームス・ブラウン・レビューの一員からモータウンに移籍し類まれな才能を
持ちながらもヒットには恵まれていなかったレディ・ソウル。。。

タミー・テレル　／　Tammi Terell
（本名：タミー・モンゴメリー）

デュエットでは先輩にあたるマーヴィンが3人目の相手として共演したのがタミー

そして2人は都合3枚のデュエット・アルバムを残すまでになりましたがそんな2人の
最初のアルバムがこちらでした

何と言っても1曲目の、" エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ "に尽きますね

" Ain't No Mountain High Enough "
余りに有名な電話機の前でのデュエット・シーン（口パクですが）


後にダイアナ・ロスが壮大なバラードにアレンジして全米1位をゲットしましたがこちらがオリジナル

2人の掛け合いや歌の力強さがとても出ており一度聴いたら忘れられないメロディやサビ
の部分など、ヒットするに相応しい条件がほとんど揃っています

他にも、ミディアム・テンポの " Your Precious Love " やこのアルバムから3年後の
1970年に24歳の若さで脳腫瘍で亡くなるタミーのことを思うと涙を誘う " Sad Wedding "
など全12曲、どれも2人の良さとバックのファンク・ブラザーズの絶妙且つ安心なサウンドが
このアルバムを名作に仕立て上げています

SOUL 系デュエットの教科書みたいな名曲 " Your Precious Love "

聞けば、当初2人は別々のマイクで歌っていたそうですが先述の" エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ "
から2人一緒のマイクで歌う様になったそうです

更にマーヴィンの方が最初は緊張していてタミーがマーヴィンに合わせる様に歌っていた
そうです　シャイで有名なマーヴィンですがデュエットは先輩。。。。てことはマーヴィンが
タミーに一目ぼれ（？）したのかも。。。。後に2人は本当の恋人同士になったとか

2人の仲を象徴するかの様な悲しみを誘う佳曲 " Sad Wedding "
どことなく、50年代を感じる古さがまた素晴らしい
因みに、タミー嬢。。。元気なら今年71歳

楽曲とアーチストのカップリングが最高なモータウン・サウンの中でもこの曲
（Ain't No Mountain High Enough）は多くのカバーが存在しそのどれもが
一定のクオリティ高さを保っていることを考えると「曲」としての完成度が極めて
高いと言えます

この名作がハイレゾ化されたのは個人的にも嬉しい限り。。。と言うのは個人的にこの名作を
アナログで保有していましたが残念ながらオリジナル盤の音質が今一つなためやむなく手放して
しまいました　「モノ」としての価値観はともかくデトロイト時代のモータウン・スタジオでの臨場感
溢れる録音がほぼそのままかの様に聴こえてくるハイレゾの魅力は素晴らしい

録音技術ではなく当時の臨場感やアーチストとの距離感（近い）をモロに感じて欲しいし更に言えば
ウォークマンよりも、据え置きタイプのマルチプレーヤーと少しでも大きめのスピーカー、もしくは低域
が安心出来るタイプで聴いて頂ければより最高

HAP-S1

このカップリング。。。いつの鉄板ながら最高でしょうね

SS-HA1