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ニコンF の " 赤点 " ?^^; [テックプレミアム ニコンF フォトミック]

" 赤点 " とはなんとも縁起が悪そうですが。。。。^^;




タイトルにあります様に、日本が世界に誇ったシステム一眼レフカメラ
(もちろん35ミリフィルムカメラです)

ニコンF

15年もの長きに亘り生産/販売された名機ゆえその間には幾多の改良
や変更があったのは言うまでもありません[手(チョキ)]

国内メーカーの中でもとりわけリセールバリューの高いニコンのカメラ[カメラ]

レンジファインダー式はつとに有名ですが、それと共に一眼レフではニコンFの
様々なバリエーションに国内外の多くのコレクターが食指をのばしております[あせあせ(飛び散る汗)]

その中で、ニコンF(F2も)独特のスタイルにフォトミックファインダーと言うものが
あります[手(チョキ)]

フォトミックファインダーとは早い話が露出計を内蔵したファインダーのことです[わーい(嬉しい顔)]

発売された1959年(昭和34年)6月にはアイレベルファインダー(頂部のとがった
タイプ)のみでしたが、3年後の1962年(昭和37年)に初めて発売されたのが
フォトミックファインダーでした。

この時はレンズを通ってきた光から露出を測るのではなく外部測光方式と言う
形を採っていました。

NikonF_Photomic-1.jpg

フォトミックファインダー装着時のニコンFボディ
外部測光はファインダー左部の窓から行いその数値をボディ側のシャッタ-
ダイアル及びレンズ側の絞りリングで合わせていました[カメラ]

この手のいわゆる「ファインダー型露出計」はニコンFでは都合4代に亘り発売
され、 以降は以下の通り。。。。

フォトミック T ファインダー:TTL平均測光可能なタイプ

フォトミック Tn ファインダー:TTL中央部重点測光可能なタイプ

フォトミック FTN ファインダー:TTL中央部重点測光可能で、開放F値半自動設定

15年の間に4代のフォトミックファインダーが登場しましたが、その2代目だった
フォトミックTファインダー(1965年/昭和40年発売)の際、今でいうところの
チョイとマニアックなことがありました[がく~(落胆した顔)]

フォトミックTファインダーを装着するためにはミラーボックスを加工する必要が
あったそうです 7ケタの番号で640万台からスタートしたニコンFのシリアル
ナンバーですが1965年当時は658万台~672万台だったそうです[ダッシュ(走り出すさま)]

NikonF_Photomic T.jpg

ニコンF フォトミック T。。。1962年4月発売

ところがこのファインダーの発売が9月だったせいか、同じ年の6月から9月までに
製造された670万台以前のボディはミラーボックスの加工が必要だったそうです[ダッシュ(走り出すさま)]

従って、このファインダーが現行機種へと移行する期間に製造/出荷されたボディ
には識別のためシリアルナンバーの先頭に赤い点(レッド・ポイント)が記されてい
ました[手(チョキ)]

NikonF_Red_Point-1.jpg

一目で分かりますね

NikonF_Red_Point-2.jpg



実に短期間だったため絶対数も少なく、そのことが半世紀後の今、珍品的な
扱いを受けているのかも知れません[手(チョキ)]


実に奥深きニコンの世界[わーい(嬉しい顔)]


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