Record Rediscover Project ! [Technics SL-1200 アナログ]
読んで字のごとく。。。。レコードを見直すプロジェクト
Recorc Rediscover Project / R R P
と呼ぶそうです
間もなく天下のSL-1200 を復活発売する、テクニクス(パナソニック)と
レコード針では日本で最も有名なナガオカ・トレーディング、そして国内
唯一のレコード・プレス加工会社「東洋化成」の3社が集まって立ち上る
企画です
復活 SL-1200 G (1200GAEもあり)
プロジェクト立案意図の中に3社ともに国内に本社及び製造ラインを
置いているとあります。。。。正に、Made In Japan を地で行く3社が
集まってアナログレコードの素晴らしさを訴求・啓蒙・復活(復権)して
いこうとする気概が見て取れますね
本プロジェクトは今後上記3社共同で日本の音楽/オーディオファンに
向けて「より楽しいオーディオスタイルをサポートしていく」とのこと
更に3社協力してイベントなどを展開していく予定とのことでプロジェクト
の専用Webサイトも立ち上げ、ミュージシャンとオーディオ評論家との
対談などを通じて、アナログの魅力を紹介するコンテンツも出していく
予定だそうです
このプロジェクトによりアナログレコードの「真」の愛好者が増えてくれることを
切に祈るばかりです
と言うことで、楽しみなこと満載ですがアナログレコードが(プレーヤーなどの
関連機器も含め)ブームになっている等とまだそんなことを言っている場面が
あるようですが、こと日本においてはそんなことは全くと言って良い程皆無で
あり今回発売される新しいテクニクスSL-1200の復活版も世界合計で1,200台。。。。。
その内日本での発売は300台。。。。
30分で予約完売したとのことですが、300台ですよ。。。。たったの
ラストと言われた、SL-1200Ⅵ
SL-1200 シリーズはDJのみならずハイエンド・オーディオファイル諸兄
の中でもサブ機として使用されている方がとても多いプレーヤーです
最初の発売から何年経っているでしょう。。。。。
初代SL-1200の発売は、1972年。。。。昭和47年です
初代SL-1200 今から44年前
それだけ長い歴史を有しているわけですから、300台なんてゼロに等しい
くらいの台数です
しかも追加生産の予定もないとのこと、、、かつてMkⅥ で終売した際に
署名運動を起こして残して欲しいとのユーザー/愛好者達の嘆願があった
にも関わらず。。。。。ちょっと残念ですね、今回は
製品は良いのにねぇ~
今後、50万を超える様なハイエンドのプレーヤーを出すなんてことも確率
ゼロではないならやはりラインアップとしてSL-1200 は定番として継続する
のが当然でしょうし、特に外観のオプションを充実させるなどして過去~未来
のユーザーを積極的に取り込むべきでしょうね
ナガオカさんの名カートリッジ " MP-500 " が今回の本プロジェクト発表会
で試聴用に採用されたそうですが、このカートリッジは実に素晴らしいです
音楽ジャンルを選ばず、レコードに刻まれている音を洩れなく引き出す能力
にかけては6ケタの金額級の実力。。。。このカートリッジをリファレンス用に
されているオーディオ評論家さんもいらっしゃるそうです
カジュアルな外観からは驚くほどの高音質が
プレスの東洋化成さんも含め皆が「匠」の技と力、そして職人としての拘りと
誇りを持って参加されている様に思えてなりません
そう思えば思う程に、SL-1200G の供給体制に寂しさを感じるのはワタシだけでしょうか
いずれにせよ、アナログレコードは決してブームになどなっていないことを認識して頂きたいです
アメリカでレコードストアーデイと言うイベントが先日ありました
そもそもが激減するCDの販売量を何とかするために生み出された「企画」
であり世界中の音楽マーケットを独占しているアメリカ市場だからこそ成立
するイベントです
もちろん事前の予約注文等で日本でも購入出来ますし同日で日本でもこの
イベント(参加しているお店とそうでないお店があります)が開催されています
毎年かなりレアな音源がアナログ化されてリリースされますが、旧来からの
ファンならCDでも構わない人も多いはずですから、この企画はアメリカに端を
発する「仕掛け」であることを理解して頂きたいです
アメリカ、ドイツ、イギリス、オーストラリア。。。この辺りの国はアナログレコード
の販売率が飛躍的に伸びていますが日本とはそもそもの文化が違います
上記の国々は今もなおアナログが現在進行形な層・家庭が厳然と一定数存在
し、CD等のデジタル化が進めば進むほど保守的と言って良い程にアナログの
良さに拘り、伝統として後世に残していく意識があるのです
その証拠にこの国々は今もなお21世紀版アナログプレーヤーを数多く発売し続
けているのです。。。もちろん国内使用プラス各国への輸出もあります
日本では最近になってようやく。。。。それも、ハイレゾ絡みです
ハイレゾがなければこんなに発売されなかったでしょうね
いずれにせよ、昔からのオーディオ・ファンやDJ 諸兄たちがユーザーの
大多数を占める日本の土壌は全く質が異なることは間違いないでしょう
針交換さえラクに出来たらねぇ~
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