ユーザーとコレクター!? [Nikon Canon カメラ レンズ 中古]
デジタルカメラが世に出てほぼ20年余り
量産型販売用デジタルカメラ第1号。。。カシオQV-10
世界初のフィルムを用いないデジタルカメラ/コダックのスタッフが
寄せ集めのパーツで作ったとか
90年代半ばとは雲泥の差と言うくらいの革命的な進歩を
遂げたデジタルカメラ
最近は、ミラーレス・カメラの台頭によってより小型でスタイ
リッシュなデザインのカメラが数多く発売され、女性の中にも
デジタル一眼レフを縦横に使いこなす人が多くなってきた
そうです
そんなデジ当たり前の当節、いまや前世期の遺物的存在に
なってしまったのが、フィルムカメラ。。。。。。。
おっとどっこい、フィルムもカメラも現像も今でも元気で生きている
確かに事実ですが、その数はかなり少ない様です
永久不滅のレンジファインダーカメラ ライカM3
21世紀版究極のデジカメ。。。。。ライカM9
しかしながら音楽の世界でもアナログ・レコードが復権してきている
様に、カメラの世界でもフィルムカメラの存在感はその歴史の長さも
あいまって少ないながらもしぶとく頑固に生き抜いている様です
70年代を代表する、ライカM4
その1つの理由に、フィルムカメラの世界には昔から「コレクター」なる
カテゴリーに属する人達が一定数存在し、この人達の一挙手一党足が
フィルムカメラの中古相場に多かれ少なかれ影響を与えているそうです
中には、新製品(当時)が出ると黙って3台(3枚)ゲットする剛の者もいた
そうです
3台(3枚)の意味ですが。。。。。。
①手元用
②販売用
③トレード(交換)用
と言われており、これは有名な話です
そして、この世界のコレクターを魅了して止まないメーカーが日本及び
海外に一社ずつ存在し、それは昔も今も変わらないそうです
1つは、ドイツのライカ(エルンスト・ライツ社)
もう1つは、我が国のニコン(旧・日本光学)
です
なぜこの2社の製品が今でも人々を魅了するのでしょう
アナログ・レコードの世界には、ジャズの世界で伝説化されている
ブルーノート・レコード(アメリカ)があります
ブルーノート史上最難関ハードルと言われる、" Hank Mobley " ...BLUE NOTE 1568
現在では測定不可能なプライスだそうです
私見でまことに僭越この上ないのですが、ライカ/ニコン/ブルーノート
の3社には共通点がある様に思えるのです
①細部まで拘り採算を度外視せんばかりの妥協無い製品を作る
②カタログ・元箱・ジャケットのデザインや質感などの拘り
③1台1台、1枚1枚を大事にして頂き孫子の代まで持って頂くことを
念頭に置いた製品作り
④安易なディスカウント等に迎合しない、強気且つ信念を持った販売
と中古(リセール)市場を当初から意識したかの様な発売戦略
多少のこじつけもあるかもですが、何となくこの3社には ↑ の様な考え方
が見え隠れします
要はものすごく自分達の製品を愛していると思えるのです
歴代のTOPがそうなんだと思います
他のメーカーさんがそうなのではなく、この3社がずば抜けているのではと
思うのです
This Is BLACK NIKON
この3社は往時から現在に至る迄、ある特定のカテゴリーで経済的部分で
TOPに立ったり、ライバルから羨望の目で見られたり圧倒的存在感を有して
いた時代がありました
おそらくその時期における3社の心構え(驕らなかった)と製品自体がウソを
つかなかった事実が、時代を超えて愛されている証しだと思います
ニコンさんには、メーカーさん自らが技術力を認定した修理工房さんが存在
します
Nikon F2 Titan Body / No Name 。。。シブい
今、こんなシブいカメラないですね
ライカは今でも限定生産で、自らの過去の大いなる遺産を上手に現代風に
アレンジして存在感を確保されています
ブルーノートは、カメラ以上に変貌の激しい音楽業界で時代を見据えた戦略
を立てていると共に、現社長は過去のブルーノートの大ファンでもあることか
らジャズのお手本の様な大傑作の宝庫だったブルーノートの名盤群を大事に
今に蘇らせながらも、現代ではノラ・ジョーンズ等の素晴らしいアーチスト達を
率いています
ブルーノート・レコードはジャケットのカッコ良さ/シブさが群を抜いています
これもその1つ。。。。The Magnificent Thad Jones
こう考えると、メーカーの「企業としての規模」が全てではないことが容易に
分かりますし、逆に経済的規模ばかり追い求めるとつまらない製品やお客
を舐めたと誤解されそうな製品が出て来るのはいつの世もあり得ること
安近短当たり前の昨今ですが、あくまで質実剛健に拘った製品作りを止めて
いないところに、中古・ヴィンテージ市場における評価が現れていますね
そんなところに時代/世代を超えたファンが多いのでは
大事に使い続ける(聴き続ける)ユーザー、同じものを複数持つと共に今でも
新品と見紛うばかりの完品/シールド(密封)状態を集めるコレクター
いずれにせよ、幸せな3社だと思います
なので。。。。今も昔も大事にしてください
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