ハイレゾ、遂にアナログを超えたか？！^^;：The Comfortable Comfort：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

ハイレゾ、遂にアナログを超えたか？！^^;　[ハイレゾ　カーリー・サイモン　うつろな愛] [編集]

ハイレゾ音源は3年前の夏、早々にリリースされていました

5年前に拙ブログでも記させて頂いたのですが、60年代末から
70年代初めにかけて流行したSSW(シンガーソングライター）系
女性アーチスト

カーリー・サイモン　／　Carly Simon

この人と言えば言わずと知れた大ヒット曲

と言うより、邦題の " うつろな愛 " で有名なこの名曲を収録した
自身3枚目のアルバム

" No Secrets / ノー・シークレッツ "

このアルバムがハイレゾ（Flac）仕様で発売されているのですが
試聴したところ、今まで知る人ぞ知る隠れ音源だった日本ビクター
さんによるオンタイム（1972年）での7インチ・シングル盤の音質
を上回っている様なのです

これは事件です

このアルバム（7インチ）は当初日本ビクターさん、後に権利が移行
してからはパイオニアさんから再発されています。

↑ ぶっとい音圧で有名なビクター盤7インチシングル ↑

うつろな愛（ハイレゾ音源）のみの試聴ですがベース、ドラムは
もとよりカーリーが奏でるピアノの音までもがビクター盤7インチ
と寸分違わぬかの迫力

この曲はバックの演奏がドラスチックな面が昔から印象に強いのですが
CDと違い、ハイレゾで聴くとアナログでのリアルタイムな時代を彷彿させ
てくれます

↑ パイオニアさんに移行してからの7インチ ↑ 。。。。ごく普通

70年代初頭の病んだアメリカに気付いた国民が混沌とした世相の中で
内省的言動が増し、明るく元気で革命的な音楽が消えていく中で退廃的
な感じのする音楽が台頭。。。。この曲も男女の仲を歌った曲ながら内容
はどうしようもない男に対する女性からの嫌味たっぷりな物言い

いきなり、" Son Of A Gun " ですから

そんな大名曲のハイレゾ版。。。。。。7インチに負けない低域重視の音圧
カーリーに負けじと元気なバックにミック・ジャガー達のハッキリしたバック
コーラス等も7インチ顔負けの音

もしかしてハイレゾ化する際、ビクター盤を意識したのかも
なぁ～んて想像してしまいます

再生機器にもよりますが、当時の世相に「抗うかの開き直り」とも形容でき
そうな突き放した様な歌い方を前面に出したかに聴こえるのはアナログの
方に軍配が上がりそうですが、それ以外は7インチアナログの良さをその
まま感じさせてくれました

恐るべし、ハイレゾ

SONY MAP-S1

SONY SS-HW1

↑ この組み合わせで聴く、「うつろな愛」。。。うつろじゃなくなりますね

因みに、ビクターさんからリリースされたLPは何気にこもって聴こえました

聞くところによると、パイオニアさんの初回盤がナイスとのこと