優しくとも雄大な音!?。。。史上最強ウォークマン NW-ZX2 試聴させて頂きました! [SONY NW-ZX2 LDAC]
ウワサの新史上最強ウォークマン
ソニービルさんでの先行展示におじゃましてきました
発売間なしで入荷待ちとなったとのこと
というわけではないと思いますが、今年満36歳(年男・年女)を
迎える歴史上、最高位に位置する名機に違いないのは誰もが
納得するところでしょう
午後2時過ぎ、しかも週明け月曜日のソニービルさんはさすがに
空き気味。。。。3台に増強された展示品が全てオープン状態
スタッフの方にセットして頂き早速試聴
ZX1と大差ない曲出しを行い、「アルバム」を全スクロール。
まずは先代ZX-1以降、ハイレゾで必ず最初の方に試聴するこの3曲
So What / Miles Davis
My Favorite Thing / John Cortlane
Hotel California / The Eagles
どれもハイレゾ仕様です
音質環境設定をOFF状態で視聴
どれも基本的に「良い音」であり、先代やMAP(HAP)-S1との差も
それほどには感じません
デジタル処理され、ハイレゾ音源化により「澄んだ音」になっており
誰が聴いても「良い音ですね」と言う感想に落ち着くはずです
ここ1年、ハイレゾを聴く機会に恵まれたせいか耳が鳴れてきたのかも
そして。。。。。。。。。。
音質環境設定を、" OFF " から、「スタジオ」仕様へ変更して再度視聴。。。
これにはビックリ仰天
3曲とも、実際に録音しているスタジオに立ち会っているのかと思わん
ばかりの臨場感
So What は1959年(昭和34年)、My Favorite Thing は1961年(昭和36年)
そして、Hotel California は、1976年(昭和51年)
先の2曲は、もはや半世紀を超えているヴィンテージ級だし Hotel California でさえ
来年で満40年にならんとする歴史資料級の楽曲
それがZX2 を通して聴くハイレゾ音源、それもスタジオ仕様に切り替えるとスタジオ内
に自分が鎮座し各パート、ヴォーカルの位置が確認出来るかのごとき究極のヴァーチ
ャル感に驚かされました
要は、演奏者の前で生音を聴くと言うより、演奏者と一緒にスタジオ入りしているのでは
と嬉しい勘違いをしてしまう様に聴こえたのです
先の2曲はモノラル録音でも知られているし、時代的に録音機材やスタジオのクオリティ
も現代に比すことは愚問と言えます
しかしそんなことが無関係なほどの新鮮さと、「今」を感じる質感に加え(好みの問題ですが)
そこはかとない「柔らかさ」と「優しさ」を感じる音なのです
Hotel California に至っては現在にかなり近くなっているとは言え、ソースやハードに
よって音質が違い過ぎるなんてありがたくない体験をしているせいか昨年初めてハイレゾ
音源で聴いた感動を更に上回る、スタジオ仕様でのクオリティに最初のギターのイントロ
から驚きの連続でした
あの有名な12弦ギターでのオープニング。。。。つま弾くギターの音が粒が立つかの如き
「高解像度感」を感じます。。。。これはアナログでは気が付かない感じ方でしょう
アナログでは「高解像度」とは(言うかもしれませんが)感じません。。。あくまでホンモノ
と勘違いするか否かです
スタジオ内で綿密な打ち合わせを行い満を持して録音に臨んだ感じがありありと分かる音質。
スタジオのスペースまで何となく分かりそうな。。。。。そんな一体感を感じさせてくれました
もしかしたらこの仕様で聴いた Hotel California はハイエンドクラスのハードでアナログ
音源で聴く以上の感動を得ているのかも知れません
ロック史上永久不滅のイントロをつま弾いた、" Hotel California "
の作者でもある、ドン・フェルダー
クリスマスイヴに配信した松田聖子さんの名曲「赤いスイートピー」も試聴
80年代早々の楽曲ですがアナログ特有の音の厚み/迫力は感じられたものの
「あいまいさ」が削り取られた感は否めません
アナログもデジタルも、「データ通り」
とても歌の上手い人ですが、ハイレゾで「まんま」が出ることによる「えっ」なんて感想が
出てくる可能性もあるかも知れません。。。。この人に限らずです
逆に言うとそれだけハイレゾは「怖い」とも言えます
キメの細かさが音の粒立ちに繋がる
でも、こう見るとCDってどうなのと思ってしまいます。。。CDでも問題はない
のですが
昨日の映画音楽にせよ、山口百恵さんにせよ往年の名曲/名作が数々配信されることは
幸せこの上ないながらも楽曲による諸々も同時に出てくると言うことでしょうか
ハイレゾ化する際、より慎重さを期す配慮が必要なのかも知れません
「この曲はこういう感じだから、こんな風に聴こえるのが最もオリジナルに近い」と言う価値観
のことですが、嗜好の世界ゆえエンジニアによって変化してしまうのも問題ありか
ロックグループのレッド・ツェッペリンの作品がリマスターされる際、リーダーのジミー・ペイジ
自らマスタリングに関わってと言う話を聞きましたが、そういうことが必要になるかも知れませ
し、それこそがハイレゾ音源化する上で極めて重要なことになるのかも知れません
かつては、カートリッジやスピーカーで音色が変化するのがアナログの楽しみでした
デジタルでもかつてのカートリッジやスピーカーの「個性」「強み」とそれぞれに合う楽曲や
ジャンルを探しながらハイレゾ音源化していければ最高なのかも知れませんね
特に、アナログをほとんど知らずにハイレゾを聴く様な世代の方々には大事なことになる
のではと思います
アナログの目標は、「ホンモノの音」にどこまで近づけるか です。
ハイレゾの目標は、「アナログの音」にどこまで近づけるか。。。。。と言うよりもアナログと
同じ目標にするべきでしょうね
そうすれば、ハイレゾは21世紀版「音のリファレンス」に昇華出来るかもしれません
専用ケースも拝見してきました。。。。3万円近いプライスが頷ける質感です。。。スゴい
う~ん、欲しくなってきました(*´∇`*)
by johncomeback (2015-01-20 13:55)
johncomeback 様
コメントありがとうございます。
ワタシも実機を触って、同じ様に感じました。
ちょいとしたハイエンド機材だと思います!
by MONSTER ZERO (2015-01-21 08:48)
昔,カセットテープケースサイズになった最小のウォークマンを買った世代です。こんなに進化しているんですね・・・・・
欲しくなりました。
by リックディアス (2015-01-21 10:59)
リックディアス様
コメントありがとうございます。
36年と言う年月を感じますね!
カセットテープケースサイズのウォークマン!
お猿さんが聴いているCMでしたっけ?
あれも名機と言われましたね!
これからもよろしくお願いいたします。
by MONSTER ZERO (2015-01-21 11:44)
やっぱりハイレゾ聴かないとダメっすね。
初期投資しないとだなぁ^^;
ない袖は振れないけど・・・
by DEBDYLAN (2015-01-21 23:23)
DEBDYLAN様
これからですので十分ご検討下さい!
ボブ・ディラン師のハイレゾ音源化に期待したいですね!
by MONSTER ZERO (2015-01-23 15:06)
ZX2、気になる存在ではありますね。
でも、どうしても引っかかるのが「DSDを何故LPCM変換するのか?」です。
音質調整したいからだとすると、DSDのもつ「スタジオやライブ会場まんま」という、アーティストの思いが損なわれてしまう気もしますし。
機会が持てれば一度、開発者の方に訊いてみたい部分です。
趣味嗜好の物なので、自分の好みにできればそれで良いという意見なのでしょうか。
メモリーも増えて先代より動作も安定するでしょうから持っていても悪くはないかと思っています。
期待していたTEACのががっかりだったのもあります。
by きつねどん (2015-02-13 14:38)
きつねどん様
こちらにもコメントありがとうございます。
DSDの方がよりアナログに近い。。。旨の話を某オーディオショップの
方から伺ったことがあります。
ハイエンドユーザーさんは特にそうお思いになるのでしょうね!
臨場感・ほとばしる汗・立体感などはDSDの方に軍配が上がるので
しょうね!。。。音源にも依るのかもですが。
by MONSTER ZERO (2015-02-17 14:27)
96kHz24bit音源などで、DSD変換して聴いたらなんだか物足りない。
と言うものもありますね、確かに。
リマスターの場合は古ぼけた音そのままで、高いお金を払った割にはなんだか感傷に浸ってしまうだけ…ってのもありますので、最近は元音源の素性やサンドエンジニアの方がはっきりしないものは買わなくなりました。
CDの音は大抵はアップサンプリングかDSD変換で角の取れた聴き易い音になるように感じます。それが嫌でストレートに聴く曲もあります。
あくまで個人的にそう思うだけですよ!
ZX2も試聴する事が出来ました。
私には何を聴いても明るい音になるように感じました(何とかエンジンみたいなのは全てOFFの場合です)
メーカーとしての音作りなのでしょうか?
古いプログレなども聴くので、暗い音もそれっぽく表現してほしいな…と思いました。
ヘッドホンは普段自分で使っているMDR-1Aを持ち込んだのでSONY同士、相性の問題ではないと思います。
どんな機器でも外付けヘッドホンアンプなしで素直に音が出てくれるので試聴用には分り易いヘッドホンですね!
でも、やはり音自体の情報量というのでしょうか?ぎっしり感があって全ての音が聞こえるのには驚きましたよ。
技術的な底力を感じました。海外勢に負けて欲しくないですね!
by きつねどん (2015-02-19 11:23)
きつねどん様
貴重なコメントありがとうございます。
SONYも大きな組織改編などをする様で、メディアでも大きく取り上げら
れていますが仰る部分は、何としてでも拘って頑張って欲しいですね。
聴く曲やジャンルにもよるのでしょうが、最終的に目指すべきは45回転シングル盤(ドーナツ盤)の「音」でしょうか?!(汗)
by MONSTER ZERO (2015-02-19 15:43)
ドーナツ盤ですか・・・
レコードを聴いていた頃は実家で割と良い部屋にしていたので、カートリッジを10個くらい持っていてとっかえひっかえしながら聴いてましたね!!
カセットへの録音もジャンルに合わせて色々…
Fe-CrとかTDKで出していたダイキャストケースのメタルカセットとか変なところではカセット内に交換可能なリールが入っていたのも有りましたよね!
でも、今あの頃みたいに必死に音質を追求するかと訊かれると、、、体力が持ちません。耳も衰えていますし。
カートリッジを交換する度にバランスの調整をするのはこの歳では楽しいと思えなくなってきています。
NASもNWPとの相性が記事になっていますが、ジャンル毎に複数のNASなんて考えたくないなぁ、、、
でも、気になりだすと手を出していってしまう所が“底なし沼”なんですよね(^_^;)
by きつねどん (2015-02-20 11:16)
きつねどん様
コメントありがとうございます。
確かに加齢による諸々は、その段になると辛いものがありますね(笑)
そう認めたくないにしても宿命と言えば宿命です。
ワタシはプライベートでは、今でも基本的にはアナログですが音質より
雰囲気を重視しています。
レコード1枚1枚に対する思い出や、針を落とした時のノイズ、キズも
これまた思い出。。。シングル盤の分厚い音を聴きながら「ハイレゾも
これには敵わんだろう。。。」なんて一人ほくそ笑ん立ちしてます(汗)
by MONSTER ZERO (2015-02-20 12:53)