あのパイオニアさんが。。。。。

特に、我々の世代には思い入れの強いメーカーさんなのでは

以前も記しました、久方ぶりのアナログレコードプレーヤー
発売を決定した。。。。。あのパイオニアさん

窺い知るところによれば、車載ビジネスに特化し他の部門は
他のメーカーさんや投資ファンドに売却するとの事

辛い表です

聞けば。。。。。。。

最後の賭け

だそうです

昭和12年創業。。。。最初はスピーカーを作る会社（福音電気商会）でした。

昭和36年にパイオニア㈱に名称変更

とにかく、オーディオの世界におけるパイオニアさんの功績は絶大

昭和40年代（と言うより1970年代）のオーディオブームの時は
俗に言う、" サン・トリ・パイ " 。。。山水、トリオ（後のケンウッド）
そしてパイオニアと言われ「オーディオ御三家」なんて言われて
います


当時の憧れ。。。。プロジェクト・シリーズ

パイオニアさんのオーディオと言えば、エクスクルーシヴ、TADが
二大プレミアブランド（TADは今でも健在）、そして我々が高校生
くらいの時には、プロジェクト・シリーズが一世を風靡

ぶっちゃけ、当時はSONYさんより遥かに人気が高くカッコよくて
憧れの存在。。。。パイオニアが買えないからSONYなんて図式
もあり得ました

同じ頃、カーオーディオ分野に進出。。。。あのフェラーリ512BB
の純正カーステレオに選ばれたことがより一層の拍車に繋がった
のだと思います。。。。そう、あの" ロンサム・カーボーイ " そして


うわっ　ライ・クーダー。。。御年67歳だそうです

カロッツェリアですね

現行カロッツェリア。。。。スタイリッシュです

このカロッツェリア・シリーズはカーナビの分野にも絶大な影響を
与え、GPSカーナビやDVDカーナビも世界初だったそうです

更に、80年代には「絵の出るレコード」こと " レーザーディスク "
を開発~発表し、発売しました（実に懐かしい）

初代 LD-1000 絵の出るレコードとはよく言ったもの

同時期、パナソニックメインのVHDとガチンコ勝負をしましたが
最終的にはレーザーディスクに軍配が上がり、業務用カラオケ
での圧倒的なシェアに繋がりましたよね


初代リファレンス。。。LD-X1.。。。名機でした。

二代目リファレンス。。。LD-X0.。。1台80万円。

LD-X0のジュニア版。。。。LD-X9。。。我が家に今も鎮座中




初期DVDプレーヤー中最高の性能と質感を持った名機
DVD-S9.。。。これも一時期鎮座

そして、90年代新規事業として立ち上げたのが DJ 機器の分野
正直この時のパイオニアさんの決断は素晴らしかったと思います



最初期 CDJ-50。。。。。
なんか、今よりカッコ良く見えるのですが

CDJ-1000

CDJ-800




初代DJミキサー  DJM-500

その証拠に、今でも世界シェア6割、営業利益率2割と言う屋台骨
の1つにまで成長したそうです。。。。売却してしまうそうです

個人的には、レーザーディスク、そしてDVDプレーヤーで大変に
お世話になりました。

SONYはAV機器、その他のメーカーは白物家電を含めた総合色
の強い所が多い中でパイオニアさんは得意分野に特化した戦略で
一世を風靡しました。。。。。

しかし、オーディオ御三家と言われた三社もそれぞれ辛い道を選択
せざるを得ない状況に追い込まれ、苦渋の決断を余儀なくされての
現在です



以前も紹介した、史上最高（今は違う）のダイレクトドライヴアナログプレーヤー
パイオニア エクスクルーシヴ P-3




P-3 の姉妹機、P-10.。。。。どこが違うのか

山水、パイオニア、トリオ。。。後のケンウッ。。。ドそしてもう1つ
あのアキュフェーズ

ブランドとして残ったり、大胆な事業再編をされたり枝分かれして
独自の道で成功されたり。。。。悲喜こもごもではありますが。。。。

昔があるから今がある

これだけは真実ですね