「ソニーはなぜ､VAIOを売却したのか」を拝読して。。。。

とあるコラムを拝読しました。。。。

いやぁ、まさに仰せの通り

10億円を出しても外部からTOPを招聘すべきと言う意見。

ワタシもその意見には賛成です。。。。
それと同時に、それでうまくいけば苦労しないとも思います

テレビ事業を分社化、Vaioを別会社へ、そういう選択を決断しなければ
ならない今のSONYさんを考えるとVaioをSONY本体に留めることは
そういう選択をしても良い結果は得られないと言うのが本音でしょう

なぜなら、SONYさんの内部は昔のSONYさんとは違うのだと思います

違うと言うのは、普通の会社と同じになったと言うことです

てことはSONYさんらしさを継続するには今の所帯は大き過ぎるとも言えます

出る杭は打たれるのではなく、出る杭をあえて打たない、出過ぎた杭はモアベター
なのがSONYさんでした

3兆円とも言われる内部留保。。。。SONY本体でのVaio蘇生のためには例え
3兆円と言えども、「ムダ」になるのかも知れません

内部で蘇生に走れば、結果は「粗製」に終わるでしょう

同時に、普通の会社になったからそれだけの内部留保も確保できた

生保・銀行・エンタテインメント。。。。サービス業の充実もあるし
これこそ、時代の流れですね（誰もが時代の流れには逆らえないし）

SONYさんがSONYさんらしくなくなった典型は11年前、2003年発売
のDVDレコーダー「スゴ録」からではと、個人的に感じています

それまでは、安売りの目玉にされ右往左往は多少はあっても、昔から
のSONYらしさ（価格面）が顕在で、量販店でもおすすめの優先順位は
下位の方、実売価格も高く、お店の人も他のメーカーをすすめる光景が
そこかしこ

それがこのスゴ録から量販店店頭にズラ～ッと居並ぶ光景が。。。。。。

いわゆる、SONYショップ頼りが厳しくなってきたのと、ipod の台頭と
ウォークマンの戦略が失敗し、しょぼくなってきたことも重なったのかも

もちろん、Vaio自体はその当時でもバリバリ

しかし、AV機器は少しずつ綻びが出て来てました

「昔の名前ででています」は歌の世界の話であってSONYさんの話ではない
はずが、そうなってしまったと言うことですね

量販志向はもっともSONYさんらしくない戦略です

Vaio に関しても1997年以来17年間の流れを見るに、2006～2008年
あたりまでは他メーカーとは一線を画した機種が発売され新旧SONYファン
を虜にしていました

昔と違い、様々なモノが一通り行き渡った以降はたとえ革命的（あるいはそう
見える）製品が出ても神通力はそう長くはもちません

残念ながらどんな製品もカテゴリーが以前から存在していれば、これは仕方
のないことです

事業譲渡をし、5％ながらも新会社の株主であるSONYさん。

基本的に「今は知人」となった新会社がかつてのSONYさんの様に、しかも
今度はそうやたらにバラ撒かない戦略で良い製品を開発～発売すれば

ガラパゴスPC。。。。。ガラパゴス Vaio

だとしたら、昔のSONYさんらしさを取り戻すのでは

今度のVaioは、B to B を意識するとも聞きました。B to C 以上に価格訴求
が激しい世界。。。。気がかりです



革命的な製品を世に送り出し、価格云々とは次元の違うところで勝負する
のが、SONYさんらしさ

問題は、家電・AV機器の世界ではそれがリミットに来ていること。。。ただそれだけです

テレビ事業とVaio別会社がそのための、あくまで1つの「布石」であることを
40年来のSONYファンの1人として願うばかりです

ビジネスとして正しいか否かはともかく。。。。

SONYさんは今後ハードに関しては、スイスのメーカーみたいな存在になるのかも
これからの時代、かつての「らしさ」を継続することは日本のモノづくりの素晴らしさを
残すことと同意義とも言えそうなので。。。。

正しいけれども適していないと言う言葉があります。

利益を出し、株主に還元し、社会に還元することが企業の使命である限り「らしさ」を
残すのも残さないのも、「1つの手段」でしかないのかも知れません

＊新Vaioが量販店の店頭に並ぶなんて話もあるようです。。。。。マジッ

コメント 2

死鳥のように。。。もう一度、輝いてほしいですね。。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-08-07 15:19) 

なんだかなぁ~!! さん

仰る通りですね！
SONYらしくなるチャンスだと思います。。。。
by MONSTER ZERO (2014-08-08 08:50)